天願大介のなまずブログ

2015年1月1日

謹賀新年

今年が皆さんにとって素晴らしい年になりますように。
懲りずに新しいことに挑戦していきましょう!

昨年は俺にとって記念すべき「なまず映画元年」であった。仕上げ、上映、撮影、仕上げ、上映と一年が慌ただしく過ぎていった。
昨春に公開をスタートさせた『魔王』、年末に完成した『赤の女王』、いずれも俺の代表作になった。
もし『魔王』を作らなかったら『赤の女王』は存在しなかった。馬鹿げた乱暴な力を使うことによってしか、小さなアイディアを映画に結晶化することはできない。
12月27日、完成した作品をザムザの客席で見て、つくづく撮ってよかったと思った。
やはり、ぐだぐだ愚痴言ってる暇があったら作ったほうがいい。「仕組み」が出来るのを待っていたら死んでしまう。いや、どうせ死ぬんだからやっぱり作ったほうがいい。やむにやまれぬ衝動のない奴には表現なんかできない。
しかし、衝動だけで技術がなければ映画は撮れない。かつては「両手両脚を縛られて水に突き落とされて泳げといわれても」などと言ったこともあるが、今は、そのぐらいだったら泳げる。基本技術だけでも映画は充分撮れる。それは『魔王』で確信したことだ(もちろん面白い脚本と魅力的な俳優がいなければ溺れてしまう)。

『赤の女王』もまた基本技術のみで作った映画だ。しかし同時にあらゆる面でスケール・アップしている(予算は同じようなものだが)。何ができるか。何をやりたいのか。ではどうすればいいのか。映画とは何か。自問自答しながらの撮影・仕上げの中、俺はまた多くを学び発見した。なので年末年始は事務所に籠もってその研究を続けている。

普通の映画と違って自主上映には打ち切りはない。今年は1月11日の高円寺「めんこや」を皮切りに、各所で『魔王』『赤の女王』の公開をしていきます。
なまずはしぶとい生き物です。
上映場所でお会いしましょう!

2014年12月21日
赤の女王
2014年11月11日
牛とカマキリとカメラマン
2014年11月8日
ヒルの王国
2014年10月25日
大阪、維新派、野外上映
2014年10月11日
蝸牛と柳田國男と北原白秋とマザー・グース
2014年10月6日
『赤の女王』12月27日公開決定! 現在編集中ですが。
2014年8月7日
いよいよ第二弾始動!
2014年7月27日
映画監督について(概論)
2014年7月19日
『魔王』解説対談 天願大介×田辺秋守(3)於 2014年6月29日 ザムザ阿佐ヶ谷
2014年7月16日
『魔王』解説対談 天願大介×田辺秋守(2)於 2014年6月29日 ザムザ阿佐ヶ谷
2014年7月14日
『魔王』解説対談 天願大介×田辺秋守(1)於 2014年6月29日 ザムザ阿佐ヶ谷
2014年6月19日
『魔王』解説対談 天願大介×土田環(後編)於 2014年5月26日 川崎アートセンター
2014年6月13日
『魔王』解説対談 天願大介×土田環(前編)於 2014年5月26日 川崎アートセンター
2014年5月22日
映画館でないところで上映するということ
2014年5月16日
親父の原稿
2014年5月7日
アイディアについて
2014年4月25日
易について
2014年4月4日
井村昴さんと中山さんのこと
2014年3月29日
痩せた男とデブ男について
2014年3月22日
可能性を信じて
2014年3月14日
りりィさんと小林麻子さんのこと
2014年3月7日
自主上映について
2014年2月28日
中村映里子さんと松浦祐也さんのこと
2014年2月21日
独立プロの志と「わかりやすい」ということ
2014年2月14日
月船さららさんのこと
2014年2月7日
ストーリーについて
2014年1月30日
若松武史さんのこと
2014年1月24日
ハミ出すこと
2014年1月22日
演劇から学んだことと自主興行について
2014年1月22日
魔王のロケ場所
2014年1月22日
「第二の選択」について